【俺のエッセイ】 反逆のカリスマ


穀蔵院ひょっと斎です。

 

『なぜ起業を志したのか』

今日はそんな話をしてみたいと思います。

思えば始まりは

中学の頃までさかのぼる。。

 

中学生の頃から、自分で何かする、

人の下で使われたくない。

そんな思いがあった。

中学校に入学したての時、

ある俺の嫌いな先生が、

「こんな甘っちょろい中学でこんなんじゃ、

 社会に出たら通用せんぞ」

とか、

「高校受験がどうのこうの」とか

を呪文のように唱えてた先公がいた。

ようするに、エリートを育成したいらしい。

彼の考えるエリートというのは、

「いい高校を出て、いい大学を出て、いい会社に就職する」

という、お決まりのパターンだった。

そのコースをたどっていった人間は

「勝ち組」で、それ以外は「負け組」

あるいは人間のクズだと吹き込み、

その思想を生徒に植え込んでいた。

その話を聞いてる生徒たちの表情は暗くなる一方だった。

 

なぜ、こんな暗くなることばかり言うのだ?

それに、

何でハナっからこいつらの言う「いい会社」

に行ってサラリーマンやることが

俺らの人生最大の目標になっとんねん!

何勝手に決めつけてくれとんじゃ!

そもそもお前らの言う「いい学校、いい会社」、

俺はええと思ったこと一回も無いんじゃボケ!

と思ったのである。

そう、これは今でも変わらないが、

この時の私の目指すべき人間像は

「強きをくじき、弱きを助ける」

侠客、男の中の男であった。

ルールとか常識というよりも

自分の感じる正義を貫きたい。

「力なき正義は無力であり、

 正義無き力は暴力である」

という言葉があるが、

力なき正義は無力であるということは

当時の私もすでに理解していた。

だから、まずはチカラ。

動物も人間もオスの世界では縦社会である。

小学校の時にはすでにわかっていたことだ。

例えば、

クラスの番長にならなければ

クラスメート全員の耳を傾ける事はできない。

先生もそれをわかっている。

小6の時の担任の「春さん」は

クラスでイジメ問題がおきた時も

俺に意見を求めたし、

会議の中心にたたせた。

実際クラスメートは真剣に俺の話を聞いた。

少し話がそれてしまった。

だから、そんな俺からすると、

権力の傘の下で保護してもらうことが

将来の目標なんて人生は

クソでしかなかった!

そう思ったら、いてもたってもいられなくなり、

こんなやつの教えを受けてられるか!

と、外に出ようと思った。

「…ガタっ」

「どこ行くんや!」

「あ?」

そう言って先公の顔を睨みつけると

「ペッ」とつばを吐き捨てた。

中学一年の春、

俺はこいつの授業を受けるのボイコットしようと決めた。

今思い返しても、当時12、3歳だった

自分の考えのほうが正しいと思う。

あの頃は、ただ

「何か納得いかない」、

「絶対おかしい」

といった感じで理論的に説明できなかったが、

今ならそれができるし、説明することもできる。

 

何が一番の問題だったのかというと、

この先生は自分の考えを

生徒全員に押し付けてしまったことである。

それはすなわち生徒の将来を決めつけ、

夢を選ぶ自由を奪おうとしたことにある。

この先生の考えに賛同し、是とする生徒も中にはいるだろう。

だが、大半の生徒は

そうは思っていなかった。

実際にそう聞いたし、

皆の目が死んだ魚のようになってるのが

一目でわかるのだ。

いちいち言わなくてもそれが全てを物語っている。

 

一人ひとり、生徒の夢は違うはずで

あの先生の敷いたレールの上を

無理やり走らされるのは

それを志さないものからすると

苦痛以外の何物でもないだろう。

それになぜ、この先生の価値観が決めた

「いい会社」に就職することが目標なのか?

なぜ子分になることが人生の目標なのか。

自分が親分になるという選択肢はないのか?

だから私は、

別に学校の成績なんか関係あるかい!

いい学校、いい会社に入れてもらわんでも、

自分が社長なり親方になったらエエやんけ!

そう思っていたのであった。

そしてその考えは、

おっさんになった今でも変わっていない。

 

 

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