歴史に学ぶ。


歴史上の偉人達をしり、

偉人の残した言葉を学ぶことで

現代に通じる大切な何かを

発見できることだと思います。




◆ 偉人の言葉
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「飯はいつにても、良き物なり。

 しかし、なにも旨き風味はなし。」




これは、曽呂利新左衛門(そろりしんざえもん)という

戦国時代の鞘師(刀の鞘を作ってる人)の言葉で、

滑稽話が上手で

豊臣秀吉に大変気に入られていたといいます。


大阪の元祖お笑い芸人のような人です。

 

曽呂利新左衛門

            藤庵の額を書く曽呂利新左衛門






ちなみに曽呂利という名前は

刀を鞘に納める時に

「ソロリ」と納まることから

曽呂利と名乗ったと言います。



ある時に

秀吉の側近達から

「どうしたら主君に気に入られるのか教えてくれ!」

と、聞かれたました。



すると曽呂利は、


「飯には定まった味はない。

 一方、菓子は甘くて上手い。

 だからと言って、

 菓子だけを毎日食えばいいかと言うとそうではない。

 それと同じで、甘いことばかり言って、

 主君に気に入られようというのは大間違い。

 甘いものばかりだと、飽きられるし、体に良くない。

 一方飯は、いつでも良いもの。

 コメの飯のように、さして味はないが

 退屈もせず。気遣いもいらない。

 それを目指しておゆきなさい。」



と言って、最後に


「主君の寵愛というのは必ず久しからぬものなれば、

 その心をもって、

 媚びず諂わずして真っ直ぐに奉公したまうべし!

 他に伝授もヘチマもいらず!!」



と言って聞かせたそうです。



戦国期のお笑い芸人の走りと聞いて

どんなものかと思いましたが、


さすがは、

天下人、秀吉に認められただけあって

単なる太鼓持ち芸人とは

違ったようでございます。



ちなみに、太鼓持ちの語源は

太閤秀吉を持ち上げたことから、

太閤持ち上げ、

太閤持ち、

太鼓持ち。

となったそうです。



参考書籍

⇒ 「日本人の叡智」

         磯田道史著 

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