商人道

商売の成り立ちは

太古の昔、

物々交換から始まった…。






穀蔵院ひょっと斎です。



今回は、

『商人道』についてお話しようかと思います。



商人の語源を

あなたは知っていますか?



高額納税者として有名な、

斎藤一人さんの本によると、



ひとり  「黄河文明が栄えていた頃、

      中国に『商』という国があって

      戦争で負けて商が滅ぼされた。

      そして、「商」の国の末裔たちが

      道端に物を置いて売り始めた。

      それで、物を売る人のことを

      『商人』というようになった。

      でも、商売自体はもっと前からあったんだよ。」



その時にインチキがあってはいけないから

必ず高い木の下で行ったといいます。


依代(よりしろ)といって

高い樹には、神様が宿ると言われていたからです。


神様の宿る神聖な樹の下で

商取引が行われていたということです。



ひとり 「だから、商いというのは神ごとなの。

      商人は、そういう尊い仕事なんだよね。

      だから商人がいちばん偉いというんじゃなくて、

      どの仕事にも、必ず

      そういう意味みたいなのがあるんだよね。

      自分がやってる仕事は、

      元々どういうところから始まったか調べてごらん。

      そうしたら絶対、

      こんな素晴らしい仕事だったんだと思えるようになる。

      自分の仕事の素晴らしさに気づいたら、幸せになれるよ。」




日本は八百万の神。

自然のいたるところに神様が

おられます。



だから、依代でなくとも

どっかで神様が見ている。


そういった

概念を持っていたので、

私たちは規律を守り、礼儀を重んじる。



この考えは、ご先祖様から

現代に至るまで脈々と受け継がれているのです。



武士道の精神もそうです。


そして、商いの仁義。

商人道というものもあるのです。



■ 自分が儲かり、相手が損をするというのは本当の商いではない。


■ お客様に喜んで、納得して買ってもらおうとする心を持って、

  商品には常に心を込めて気を配り、

  売買して適正利潤を得るようにすれば、

  福を得て、万人の心を案ずることができる。



■ 商人の道を知らなければ、むさぼりによって家を滅ぼす。

  商人道を知れば欲を離れ

  仁の心で努力するため道に適い栄える。



江戸中期、こうした教えを

商人の道と提唱したのが、石田梅岩です。

石田梅岩



「真の商人はさき(相手)も立ち、われも立つことを思うなり」



この一言に全てが集約されています。


お客さんも、自分も「良かったな」と言える。

これが本当の商売であると考える者こそ、

真の商人だということです。



かの松下幸之助氏も

梅岩の教えに強く影響を受け、

心の師、メンターとしていたようです。



誇り高い心を持った商人を目指す。

それが、『商人道』です。



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