昨日、竹田恒泰先生の講演があったので、
またも参上してまいりました。
本日、5月3日は憲法記念日ということで、
憲法に関してのお話を聞くことができました。
ちょうど先日の講演で、
購入したこちらの本
⇒ 『日本人の原点がわかる「国体」の授業』
にも詳しく書いてあったので
より理解を深めることができました。
すごく解りやすく書いてあるので興味があればぜひ読んでください。
この講演でのお話をひとつ、
シェアしようと思います。
竹田氏曰く、「マッカーサー元帥は悪魔であり、天使でもあった!」
と仰られておりました。
それは憲法第一条に関することです。
憲法第一条というのは、
どこの国でもその国にとって一番大切なこと、
「理念」を表していると言います。
一言で言うと第一条はその国の「国体」です。
アメリカは「自由の国」であるとし、
フランスは「平等」であるとしています。
日本はというと、日本国憲法第一条にこう記されています。
「天皇は日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴であって、
この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」
すなわち天皇は日本の象徴であるということです。
天皇陛下は日本の象徴とだけ教えられてきましたが、
「象徴」というのもいまいちよくわからないでいました。
ここで、先生の著書に象徴についてよくわかる
文がありましたので、お言葉を拝借すると、
例えば、「春」。
春という季節は形のないものです。
しかし、桜が咲くころ、私たちは
「もう春やね」と、
「春」のおとずれを感じることができます。
ゆえに、桜は「春」を象徴すると言えます。
象徴とはそういうことです。
天皇陛下はその御存在そのものが「日本国」を象徴している!
ということなのです。
そしてもう1つ、
日本国民の統合。
天皇陛下のお姿を拝見することで、
国民の統合を見ているのです。
『君民一体』
国の進んでいく方向というものは
君(天皇陛下)と民(私たち国民)が
一体となった時でしか決めることができません。
日本という国は、
「国民主権」でもなく、「天皇主権」でもありません。
君民一体となった時、はじめて主権が発動されるのです。
諸外国を見てください。
だいたいは、権力を持った者が仁義もくそもあったものではなく
自分の好きなように権力を振舞います。
最終的には革命が起こる。
だいたいがそうです。
漫画とかでもこのパターンはよくありますね。
確かに、絶大な権力を持った時
人は、正気でいられなくなるのかもしれません。
私の少年時代の話をすると、
不良の中でも、周りから恐れられてるような先輩というのが
必ずいるのですが、
後輩たちを暴力で支配し、
ゆうことを聞かせるというタイプと、
ものすごい力(暴力性、地位や権力でみても)が
あっても、決して、それをチラつかせたりはしない。
そんな周りから尊敬の念をもって慕われるという
タイプの人がいます。
前者のタイプの人で、
まあ、これは知り合いから聞いた話で直接は知らないのですが、
あまりに後輩を追い詰めすぎて、
追い込まれたその後輩は、
ある時包丁で、その恐ろしい先輩をメッタ刺しにして
殺してしまったそうです。
人間追い込まれすぎたら、前に出るしかないですからね。
“コレ”の、国バージョンが諸外国の歴史で起こっている
革命ではないでしょうか?
話を戻します。
小さいけどリアルな話と、国レベルの大きな話の2つを出しましたが、
このように考えていただければ、
どれだけこの国の凄さ、天皇陛下の素晴らしさが
わかるのではないかと思います。
これが日本国の強さの秘密です。
だからこそGHQはこの部分を封印した!
「マッカーサー元帥は悪魔であり、天使でもあった!」
と書きましたが、先日書いた記事に詳しくあるのですが、
マッカーサーは天皇を殺すことはまずい!と考え、
天皇家の存続を認めました。
普通は戦争に負けたら終わりです。
国は亡び、民は奴隷になっていた可能性も否めません。
だから今、日本が普通に日本であることが奇跡。
その日本が日本であるために、
昭和天皇をはじめ、重臣や将兵、命を賭して戦った兵士、
そして国民が望んだのが、国体の維持でした。
国の柱である国体を維持できれば
そこから国を建て直すことも可能だからです。
日本が日本であるために、それを所望したのです。
この部分は、憲法第一条でしっかりと記されております。
その一方で日本弱体化、
精神のよりどころを消し去り、誇りを失わせ、
自虐史観を植え付けるという
マインドコントロールが行われたのです。
これが天使でもあり、悪魔でもあったという所以なのです。
この講義で、マッカーサーという人物に対する印象が変わりました。
私は31歳になりましたが、
多分私ぐらいの人ってあまり国のことを知らないと思います。
実は私も興味を持ちだしたのは数年前です。
なので、大和マインドと共に、少しでも多くの人に伝えていきたいと
強く思っています。